日頃から支えていただいております皆様のお力添えもあり、令和5年5月に事業拡大による法人設立に踏切ることができました。心から感謝を申し上げます。
安定的な生産を実現するべく、農場経営により一層力を入れて参ります。


昨今の農業業界においては、資材高騰や担い手不足などの課題が業界に大きなインパクトを与えています。
さらには、ICTの積極的な導入や、農地集積による機械の大型化、省力化の流れは適正な投資判断をより重要な位置付けに変えつつあります。
我々農業経営者は、国民を支える大切な事業体であることを深く理解し、安定して農作物を生産し続ける高い技術習得と、生産ラインの仕組み化による強い経営体を構築していくことが非常に大切だと考えています。
弊社においても、国内のみならず世界的視点を常に持ちながら生産における強い仕組みを構築して参ります。

また、農業経営者が連携して取り組むべき課題も多く蓄積していると感じます。

1、事業継承

若手が思い切った経営に踏み切れない根幹に、継承の先送りと継承し辛い環境があることは否めないと感じています。農業経営者として飛躍していく若手に責任と選択肢を持たせることが、業界全体の底上げにつながると考えます。全国の事業継承の事例を幅広く共有できるよう努めて参ります。

2、新規就農者の離脱

生産体系、生産技術の向上が重要であることは事実ありますが、慣習や制限の中で存分に挑戦できない就農者が多く居ると捉えています。多角的な視点で新しい農業経営者を育てていくことはどの課題から見ても重要な選択肢であると受け止めています。栽培や営業などあらゆる課題に一緒に取り組めるよう、弊社ではコンサルティング事業を立ち上げ共に歩んでいく所存です。

3、雇用拡大と働きやすい環境の整備

資材高騰の中、販売単価に反映できない農業経営体が多く存在すると捉えております。利益率が下がり、雇用拡大のハードルも上がる一方の経営体は多く存在するのではないでしょうか。

適正な価格設定と、積極的に評価し合える事業体との“取り組み“は非常に重要であると捉えています。弊社としても働きやすい環境を整備することはもちろん、販売力強化、“取り組み力″強化による、持続的な雇用維持に努めて参りたいと考えています。

最後に、我々は農業の産業的位置を強化していけるよう、あらゆる可能性を目指して他産業とのパートナーシップを大切にしていきたいと考えています。

農業は、技術の進歩や市場の変化に常に対応していく必要があります。人々が生きるために食べることを必要とする限り、農業は国と国民を支える素晴らしい産業であることを再認識し、我々農業経営者は広く事業を拡大する使命があると考えます。

弊社もまだ道半ばではありますが、世界的視点を忘れず、前に進み続けたいと考えております。

今後とも、変わらぬご支援を賜りますよう心からお願い申し上げます。
最後になりますが、2023年9月には共同出資にて北海道に農業関連会社を立ち上げる予定です。
こちらについては、折を見てご紹介をさせていただきます。



                                                                                                                                                   

                                             2023年5月30日
                                                                                                                                                       株式会社よしベジ
                                                                                                                                                代表取締役 三澤 孝嘉

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